「受験テクニック」というと胡散臭さに眉をひそめる人がいるかもしれない。
特に古いタイプの教師という種類の人にとっては
勉強というものはは正しい手順にのっとった学習、
つまり確実に理解したのち解答を導き出せるようにならなければ意味がないと言うであろう。

ところで「教育」の問題が噴出している。
「ゆとり」か「詰め込み」か。体罰は必要か?
学級崩壊。教師と保護者の対立。学力低下などなど。

その全ての問題に対する解決のためのキーワードがある。
全てがこの一点に集中する。それは「子供のやる気」だ。

子供の生き生きとした探究心を芽生えさせることが出来るなら
教育におけるほとんどの問題を解決することが出来るであろう。

しかし、子供はもともと非常に好奇心旺盛であったはずだ。
では何故学年が進む中で、徐々にしかし確実にやる気の低下が見られるのか?

そろそろ「勉強/学習」について考え直さなくてはならない。
子供のやる気を低下させてしまった「勉強/学習」の方法における何か大きな問題。
今までのやり方では何も変わらない。

つまらない授業で分からないからやる気を失い、
さらにテストで点が取れないからやる気がさらに失われる。
こんな悪循環を断ち切らなくてはならない。

何故「受験テクニック」なのか?の答えはここにある。
受験テクニックは子供のやる気を上げることが出来る。

テストで点が取れると誰でも気持ちがいいだろう。
たとえそれが全く内容の伴わないものだったとしてもだ。

内容が伴わなくてもテストで点を取らせ続けてやることが大切だ。
それを継続し続けることで子供に一つの変化が現れる。
「何故そうなるのか?」という疑問が湧いてくる。

その気持ちこそが
教育問題の根本を正すことが出来る
子供のやる気ではないかと思う。

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