関係代名詞 whose と関係形容詞 which の見分け方
( ) 内に適する語を入れなさい。
問1 You spoke in English, ( ) grammar I didn't understand.
問2 You spoke in English, ( ) language I didn't understand.
1. which / 2. that / 3. whose
問1は「あなたが英語を話したけど、その文法を私は理解できなかった」、問2は「あなたが英語を話したけど、その言語を私は理解できなかった」です。
( ) の前にコンマがあるから、1.のwhich が正解ですね。
確かに前回そんなことを言いましたが、which になるパターンが1つ多いので、その分可能性が高いというだけです。( )
の前にコンマがあるからといって、絶対 which になるとは言ってませんよ。
ああそうですね。すると問1は ( ) の後ろが「冠詞のない名詞」だから、3.のwhose
が正解かなぁ。問2も同じ考えで3.のwhose かなぁ。
問1は whose ですが、問2は which です。実は問1は普通の関係代名詞なんですが、問2の方は関係形容詞と言いまして少々堅苦しい表現で、which
language で1つの関係代名詞と考えることもでき……
???
まぁ、要するに
・( ) の後ろの単語と先行詞が ≠ の関係。→ whose
・( ) の後ろの単語と先行詞が = の関係。→ which
なるほど、問1は English ≠ grammar だから、whose を使って、問2は English
= language なので、which を使うんですね。
= になるのか ≠ になるのかの見分け方は、be動詞を使うと分かりやすいですよ。これは補語と目的語の見分け方と同じですね。
English is grammar. / 英語は文法です。(意味が変なので ≠)
English is language. / 英語は言語です。(意味が正しいので =)
でも、実は which を使った関係形容詞は、in which case というように「, 前置詞+which+名詞 〜」という形で用いられ、先行詞は前文の句や節、もしくは全文を先行詞にすることが多いのです。そしてそういうときはこのテクニックは使えな……
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